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「かたち」にするチカラ

2019年11月19日

メールマガジンのバックナンバーです。


佐藤想一郎です。


最近はビジネスに関するメルマガを書いています。


突然ですが、
あなたはお金を稼ぎたいですか?

お金があったら、どんなことをしたいですか?


稼ぐというと、
なんとなく「汚さ」みたいなものを
感じる人もいるかもしれませんし、
バリバリ稼ごう!みたいな人もいるかもしれません。

そもそも、お金ってそんなに必要なのか?


これらも面白いテーマですが、
本題から逸れるため、また別の機会に。


今日は、とりあえず、
「お金は必要だ」
という設定で話を進めます。

もう少し具体的に言えば、
「どうやったらお金を稼げるか?」
という話をするのですが、
「こうやったら簡単に儲けられますよ」
みたいな話はしません。


『そもそも、なぜ多くの人が、
1人でお金を稼ごうとすると失敗してしまうのか?』

という話から、入りたいと思います。


不思議に思わないでしょうか。

確かに、ビジネスが難しい理由は探せば見つかるかもしれませんが、
日本だけで1億人もの人がいて、
1人から1円もらえたら、1億円稼げるはずです。

というのは極端かもしれませんが、
「100人から1万円貰えば、100万円稼げる」
と考えたら、なんとなく不可能ではないような気がしないでしょうか?


実際、本人が気づいているかどうかは別として、
比較的多くの人が、
ビジネスで成功できるだけの知識やアイデアは、
持っているように(私からは)見えます。

あるいは、
「これをやったら儲かるんじゃないか!?」と
思いついた人もいると思います。


そして一部の人は、それを行動に移します。


しかし、多くのビジネスが失敗してしまうのです。

より正確に言えば、
ビジネスが継続できない状態に
なってしまうのです。


どうしてだと思いますか?


ちょっと考えてみてもらいたいのです。


・・・


その理由は

もちろん複数の理由が考えられますが、

私は最近、

「"かたち"にすることができないのが問題なのではないか?」

思っています。


たとえば、
「占い」に詳しくて人の相談に乗るのに慣れている人
がいるとします。

人生経験も豊富で、
占い師として成功してもおかしくありません。

ところが、それでお金を得ようと思うと、うまくいかないことが多い。

技術や能力、知識、解決法などがあるだけでは、
成功するとは限らないのです。


その理由が、
ちゃんと「かたち」にできないからです。


「かたちにする」とは何か?


たとえば、コンセプトや世界観を考えたり、
どんな人に商品やサービスを提供するか考えたり、
具体的にどうやって、何を使って進めるかを考えたり、
といったことです。

構想や設計のことなので、
「デザイン」と言った方がピンとくる人もいるかもしれません。


ここを考えずに失敗している人は、
多いような気がしますし、
私も、それで何度か失敗してきました。


たとえば私は、起業して間もない頃、
地方でビジネスセミナーを開催していました。

当時はメディアを使ったビジネスについて研究していたので、
その能力には自信がありました。

だから
「自分はこういうふうにすごいんです!」
「こんな実績があります」
「こんな感じで役に立てます」
というような打ち出し方をしました。


広告を出したり、地方のイベントサイトで告知したりしました。


気合いを入れて募集文を書いたので、
最初はうまくいくと思っていました。

「よーし、
これでたくさんのお客さんに来てもらえるぞ!」
と、1人で盛り上がっていました。


・・・ところが、

1週間経っても、
1人しかセミナーに申し込みがありません。


うーん、少し不安になってきました。


3日後、

「ようやく2人目の申し込みが来たぞ!」

と思ったら、
1人目の人から
「やっぱりセミナーに行けなくなりました」
とキャンセルのメールが。


最終的に、2〜3人くらいの参加者となりました。


ゼロではないだけ良かったとは思いますし、
来てくださった人には感謝しています。

ですが、私の想像よりは集まりませんでした。


・・・どうしてうまくいかなかったか?

今なら、ある程度、説明できます。


当時の私は、メディアビジネスについて
知識は、そこそこあったのかもしれませんが、

それを「良いセミナー」という"かたち"にすることが
できていなかったのです。


おまけに、
お客さんにどういう体験をしてもらえるか、
もデザインしていませんでした。


自分って馬鹿だなあ、と思うのは、
マジシャンという体験のデザインが重要な仕事をしたことがありながら、
それを違う仕事に応用できていなかったことです。


マジシャンは、もちろん、道具を扱う技術が求められます。

そこからプロとしてお金を稼げるかどうかは、
やはり、ちゃんと「かたち」にできるかが大事だよね、
という話になってきます。

技術以外にも、
キャラクター作りや演出、環境作り、観客の体験のデザインなど
そういったあらゆる要素を"かたち"にできなければ、
(あるいは、そういうことが得意な人の力を借りなければ)
うまくいきません。

それを経験を通して学んでいたはずなのに、
ビジネスには応用できていなかったのです。


「かたちにする」という考え方は、
極端に言えば、"何にでも"応用できます。


たとえば(スケールが大きいところで言えば)、
「人生」です。

夢や知識、願望、目標などがあっても、
それをきちんとデザインしなければ、
やっぱりかたちにはなりませんよね。


「人生がうまくいかない」とは、つまり、
「理想の人生のかたちが作れない」ということなのでは
ないでしょうか?


かたちにするとは、
夢や知識、願望、目標を「現実」にすることです。


たとえば「お金が欲しい!」と思ったとします。

これは願望ですね。


願望があるだけで全てうまくいけばいいのですが、
その願望が、願望のままで終わる人と、
願望を現実にできる人とがいます。

その違いが、
「かたちにできるかどうか」
なのです。


さて、
ここで質問です。

以下の3つの質問に答えてみてください。


□ そもそも、どうなりたいか、理想をしっかり考え続けていたか。

□ その理想が、偶然やってくるはず、と楽観していないか。

□ その理想を「かたち」にするために、計画し、行動しているか。


ビジネスをしたい場合、以下も考えてみるといいです。


□ 自分・お客さん・世界が「良くなる」ためにはどうしたらいいか。

□ その「良さ」が、そのうち実現する、と楽観していないか。

□ その「良さ」を、かたちにするために、計画し、行動しているか。


書いてみると「考えて当たり前」のような内容ですが、
私の場合は、こういう問いについて、
意識してないとすぐに忘れてしまいます。

意識せずに生活していたら、目の前のことにいっぱいで、
こういったことは考えなくなってしまうためです。


それと、率直に言えば、考えるのは「面倒だ」という事情もあります。


だから、面倒ではないコンセプトが流行ります。

例えば、「楽して、簡単、早く」といったものです。

そして、ビジネスをする時も、
「楽して簡単に早く稼げる方法はないか?」
みたいな思考になります。


でも、そんな方法は「無い」と私は思っています。

(あったら、今頃みんな大金持ちですよね。)

「稼ぐノウハウ」を持っているだけでは、
ここまで話してきた通り、大抵は、うまくいかないのです。


だから「かたちにする力」を
しっかり磨いてもらいたいな!と思って、
昨年、体験型のメルマガを作りました。

毎日100通くらいの感想メールが来ていたメルマガです。

それを今、大幅に書き直しつつ、
新しい話も追加しています。


このメルマガは、
「ビジネスに興味がない人に、どうしたら興味を持ってもらえるか?」
も意識して書いていて、

さらに、
「なぜ"誰でも"ビジネスを学んでおいた方が良いか」
についても話しています。


後者は今日、ほとんど答えを書いていて、
ビジネスでは「かたちにすること」が大事であり、
その本質は、人生にも応用可能だからです。


試しに、今回は下記ステップを実践してみてください。


===============

ステップ1:
やりたいことを紙に書き出す。
(実現可能かどうかは気にしない)

↓

ステップ2:
そのやりたいことを実現するためにはどうしたら良いのか、
自分なりに考えてみる。
(考えていることは紙に書く)

↓

ステップ3:
できそうなことがあれば、1つでも実行してみる。

===============


ポイントは、まとまっていなくとも、
とにかく紙に書く(描く)ことです。

文章だけでなく、図形や絵で描いてもかまいません。


なぜ書くことが大事かと言えば、それ自体が
「見えないものをかたちにする」
最初の一歩だからです。

(書くことで、見えない思考が、見えるようになりますよね。)


では最後に、今日の内容をまとめておきます。


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《まとめ》

・ビジネス(人生)でうまくいかない理由は、
ちゃんと「かたち」にできないから。

・「かたち」とは、知識や解決策などではなく、
価値があるモノやサービスなどのこと。

・「かたち」にする第一歩は、とりあえず紙に書く(描く)こと。

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