未来について考える

2019年11月10日

最近、Macの「ライブ変換」という機能を使っています。入力すると自動で単語が変換されていく機能で、以前は気持ち悪くてオフにしていたのですが、ライターの高橋久美さんにおすすめされて、オンにしてみました。慣れると意外と良くて、タイピング速度が上がった気になります。いや実際は私のタイピング速度が上がったのではなくて、変換にかかっていた時間が省かれたため、時間あたりに入力する文字数が増えただけなのですが……。

前回の記事で、「望む未来に向かって、きちんと考えることが大事」と書きました。この「未来に向かって」の部分が重要だと思っていて、逆に、過去について考えるのは、例外はあると思いますが、デメリットの方が多いと思います。過去について考えても、起こった事実は変わりませんし、「あの時こうしていたら良かったのに」との仮定も価値がないと思います。また、過去は1本の道ですが、未来への道は枝分けれしていて無限にあります。未来の方が考えるべき対象が多いのです。

私は「うまくいっている人は未来について考えている時間が長い傾向があって、うまくいかない人は過去について考えている時間が長い傾向があるのでは?」と思っています。人の頭の中は分からないので確かめようがないですが、今まで関わってきた人たちを観察して、そう思うようになりました。また、自分を観察してみても、過去について考えている(たとえば、後悔したり、昔のことを思い出して落ち込んだりする)時間が長くなるほど、うまくいかなくなります。それはおそらく、やってくる未来に対して準備不足になり、遅れをとっていくからです。

そのため──少し乱暴かもしれませんが──「過去よりも未来について考える時間を長くすること」が、1つの成功法則と言っても良いのではないでしょうか。たとえ過去について考えるにしても、未来のためであればそれは「改善」になるので役立ちます。このように、未来のために過去から学ぶのは良いと思います。しかし、理想の未来を描かずに過去を考えても、答えが出ないため思考がループしますし、未来を良くするためのアイデアも出ないはずです。

未来を考えておかないと、過去の経験が邪魔になることもあります。私は過去、「ライブ変換」の機能が無いコンピュータを使っていました。その経験が邪魔して、初めて「ライブ変換」を使った時、「なんとなく気持ち悪い」という理由で、機能を使うのをやめてしまったのです。もしその時、自分の感情よりも「文章を早く入力できるようになる」という未来を優先できたとしたら、たとえば1ヶ月は機能を試してみたでしょう。しかし、過去の話なので、もうやめます。

そもそもキーボードという入力装置がいつまで使われるのでしょうか。